ご覧いただきありがとうございます。
凸凹男三兄弟のアラフォーママ、コサインと申します。
本日もお付き合いいただけると幸いです。
令和4年秋
三兄弟と買い物に行った先で万引きをしたイチ。
前日に万引きの謝罪に行き、大いに反省をしたのに、です。
帰宅後、イチの部屋で二人で話をしました。
私も混乱している上に、イチの言うことも矛盾だらけなのですが、
・ママに買ってと言ってもどうせ買ってくれないと思った(爆竹とか危ないものはダメと言うかもですが必要なものは一個は買ってあげている)
・自分のお金が今あったら盗らずに買っていた(自宅の財布には結構お金があるが持ち歩かない)
・再度自分のお金で買いに行く時間はない
・盗る時には頭がからっぽで何も考えていない
・パパに昨日もうしない、と約束したことは全く考えていなかった
・万引きをするときに幸福感がある(ゲームのようなかんじ?)
・自由な時間がなくてストレスが溜まっていたのかも?(中学受験生の割には自由時間は多い方)
・ママが怖くて言いたいことが言えなかった(普段結構言いたいこと言ってます)
・もっと自由時間があってゲームとかできれば万引きしないと思う(勉強早く終われば自由時間でたっぷりと時間あるはずなのにダラダラサボりながら勉強するから自由時間が無くなるだけ)
のような言い分でした。
なぜ万引きをしてはいけないのか、などイチに考えさせましたが、
「自分一人が万引きをしてもお店はつぶれないと思うし」「警察に捕まりたくないから」など自分本位な意見しか出てきません。
確かにイチは中学受験でストレスは溜まっていたのかもしれません。
しかし、元々私は中学受験に反対しており、全てイチの意思でしていることです。
スケジュール管理、寝る時間等生活管理は厳しくしていたので、口うるさく思ったのかもしれませんが、それと万引きを結びつけるのはおかしい。
そもそも、昨日あれだけ大きなことがあったのに、それが頭にないって、イチの頭はどうなってるの!?
そもそも、前からイチのことはどこか変だとは思っていました。あまりにも空気が読めないし、後先を考えていなさすぎる。ADHDの衝動性が強いんじゃないだろうか。でも多動は感じないし。
こんな状況じゃ中学受験なんて言ってられない!一人で行動させることもできない!
一先ず、イチとの話し合いでは
・塾はどうしても辞めたくないので、一人では行かせず送迎する
・買い物には連れて行かない
・公園等にも送迎するが行動するときはスマホを携帯しGPSで監視する
等約束して、物理的に万引きできない環境を作ることにしました。
イチの前では声を荒げないよう、できるだけ冷静に話しましたが、もう私の頭はパンク寸前でした。
身近な人にはこんなこと相談できない。でも誰でもいいから話を聞いてほしい。
その思いでネット検索をしていると、住んでいる市の「なんでも子供相談窓口」を見つけました。窓口に行っても、電話でも、メールでもいいのです。
コミュ障の私は、メールを送ることにしました。
するとすぐ返事が来ました。
自分一人で抱え込まずとも頼っていい先が見つかったことでものすごく安堵しました。
翌々日の仕事が休みの日、車で30分くらいかけて一人で相談に行ってきました。
私は初めての場所が苦手で心臓バクバク。しかも子供が万引きするなんて、なんてひどい母親なんだと責められるのではないかとすごく不安でした。
しかし私の思いとは裏腹に、相談員の方はとても温かく、こちらを決して否定せず、お母さんはとても頑張っていると肯定して下さり、大泣きしながら状況を説明しました。
そして、万引きしたことも問題なのですが、直前に反省したことが全く活かされていないこと、こちらがどんなに心を込めて話をしていても彼の心に響いていないこと、ADHDじゃないかと疑っていることを話しました。
すると相談員さんは「ADHDもあるかもしれないけど、ASDもあると思う」と予想外のことを言いました。イチは確かに空気は読めないけど、社交的で活発で友達も多く、いわゆる自閉症の感じは全くなかったのです。
「グレーかもしれないけど。グレーって症状が弱いってことじゃなくて、ASDの色々な症状があるうちの一部しか該当しないってこともあるんですよ。その該当する一部症状が診断が下りるASDの人よりも強いこともある」と相談員さんは教えてくれ、私は目から鱗でした。
「私、前は児童相談所にいたんです。このままここで相談を続けてもいいですけど、万引きの問題もあるし、発達障害の検査を受けたいのであれば児童相談所の方に話を繋ぎますよ」と相談員さん。
児童相談所と聞いて私は怯みました。「児童相談所=虐待」というイメージがありました。正直にそのことを話すと、
「虐待のイメージありますよね。でも児童相談所って名前そのままで、子供のことで困っていることをなんでも相談していいんですよ。誰もお母さんを責めたりしません」
と言ってくださったので、思い切って児童相談所に繋いでいただくことにしました。
長くなりました。
では、今回はここで。
お付き合いいただきありがとうございました。