ご覧いただきありがとうございます。
凸凹男三兄弟のアラフォーママ、コサインと申します。
引き続き長男イチについてお話できればと思いますが、だんだんと不快な内容が増えていきますのでご注意ください。
イチの非行のすべてが発達障害のせいではなく、私の育て方の問題等、原因は様々あると思います。未だ解決できていない問題ですので、温かく見守っていただければ幸いです。
前回までで中学受験から撤退し、小学5年生の二学期になります。
イチは遊びに遊びまくりました。
今まで平日週三日塾＆塾のない二日も少しだけ放課後遊んで塾の宿題に3時間、などの生活で、あまり友達と遊べなかったイチ。それまでは、絶対に塾は辞めたくないと言い張っていたのに、いざ辞めたら「結構寝不足とかつらかったんだよね～」なんて手のひら返し。毎日放課後は財布を握りしめ、公園、本屋、コンビニ、中古カードゲーム屋さんなどなど、友達数人と自転車で遊び回りました。
少し話はズレますが、私は元銀行員＆FP資格持ちのため、お金のことを考えるのが大好きです。子供には小さな頃からお金の大切さ、パパとママが一生懸命お金を稼ぐことを教え、自分で計算できるようになってからはお小遣い帳を付けさせ、消費・浪費・投資・空費について教え、消費投資空費の一部は親が出すから、浪費と空費の一部は自分で払いなさい、と教育してきました。
イチ5年生のお小遣いは月千円でした。
イチはそれまで結構ケチで、自分のお金を使うのをあまり好まず、結構貯めていました。それが友達と遊びまわり、お金を使う楽しみを覚えたようでした。
ポケモンカードやデュエルマスターズ？などのカードゲームにハマったことも、お金遣いの荒さに拍車をかけていました。
まあ、無駄遣いして後悔するのも勉強だよね～と私はほっといていました。
そんなある日、イチが遊びから帰ってくると大量の景品を抱えて帰ってきました。それどうしたの～？と聞くと「いつも行くカードゲーム屋さんで在庫処分のくじやってて、一回100円だったんだよ！思わずたくさんやっちゃった～♪」なんて嬉しそうです。10個はあります。
「ほんとに100円？随分立派な商品だけど」
「ほんとだよ～。この前お店改装してたからいらない商品がたくさん出たんじゃない？」
「そう？じゃあ今度ママお店見に行ってもいい？」
「全然いいよ～」
なんてやりとりをしました。お店が改装していたのは本当なので、一回500円位のくじでお金を使いすぎちゃったから嘘をついているとか？でもお店を確認しに行っていいって言ってるしな。まあそのうち見に行ってみるか、とその場は終わりました。
次の日の放課後、イチがまた遊びに行っている時に玄関のチャイムが鳴り、イチのお友達とそのお父さんが来ました。
「昨日イチくんにたくさんの景品を頂いてしまって、申し訳ありませんでした」と菓子折りを差し出してきたのです。詳しく話を聞くと、
一回2000円のくじをイチが大量にし、こんなに家に持って帰れないから、といらない商品を友達に配ったというのです。また「言いにくいのですが、イチ君が10万円と書かれた封筒を持っていたようで…覚えはありますか？」と。
一瞬にして血の気が引きましたが、教えてくれたお友達とお父さんに重々にお礼をし、お友達の名前は絶対にイチには出さないと約束しました。
私は生活費を現金管理しており、生活費とは別に急に必要になった時のために新札10枚を封筒に入れてリビングの引き出しに保管していました。場所はイチも知っています。確認すると、案の定新札10万円の封筒がありませんでした。
イチが帰ってくるとすぐに「生活費を確認しようとしたらお金の入った封筒がないんだけど泥棒かな。イチ知らない？」と聞くとなんかごちゃごちゃ言っていましたが、結果認めました。
遊ぶお金が無くなり、少しお金を盗ろうと封筒を盗ったら思いがけず10万円も入っていて、興奮してしまったと。そしてなんと２日間で全て使ってしまっていたのです。
2000円のくじを30回位と、カードのパックを箱買い、何千円するレアカードを数枚。
信じられませんでした。でも正直、男の子の母親になった時に覚悟は多少していました(主人から男の子は悪いことをするものだと聞かされていた)
その10万円を稼ぐためにパパとママは大変な苦労をしていること。景品やカードを売り、残りはアルバイトをしてでも返してもらうこと（実際は私がイチを雇って家事をさせました）。今後お金を使うお店には子供だけで出入りさせないことなどを話しました。
そして最後にこう言いました。
「こんなこというのもアレだけど、今回は家のお金でよかったわ。人様のものは絶対に盗ってはいけないよ。あなた万引きとかは絶対にしないでね」
「そんなのわかってるよ。そんな自分の人生無駄にするようなこと絶対にしないよ」
確かにイチはこう言いました。
こんなにスラスラと嘘がつける子だとは思っていませんでした。
長くなりました。
では、本日はここまで。
お付き合いいただきありがとうございました。
